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【梶浦由记2023】新专《PARADE》主题访谈 第一期 熟肉

日期:2023-05-03 18:57:08 来源:哔哩哔哩

梶浦由记关于新专《PARADE》的主题访谈 第一期(刊登于リスアニ)

(字数:中文7500左右,日文10000左右)


(相关资料图)

初翻by chatgpt 校对by zhyno

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FictionJunctionとしては3枚目となるアルバム『PARADE』がリリースされた。今回は前作となる『Everlasting Songs』や『elemental』と違ってタイアップ曲は少なく、一方で新曲とfeaturing曲とカバー曲が混ざり合い、梶浦由記が生み出す純然たるFictionJunctionを味わえる感覚を抱く。現在のFictionJunction音楽を「パレード」と称する理由、収録曲それぞれが持つ背景、そして30周年を機に展開される活動への想いなど、梶浦の言葉の一つひとつが、来る『Kaji Fes. 2023』に向けて増す高揚感をさらに加速させる。

FictionJunction作为团体的第三张专辑《PARADE》已经发布。这次专辑与前作《Everlasting Songs》和《elemental》不同的是,与其说是有许多与影视作品的合作曲目,不如说是新曲、合作曲和翻唱曲混合在一起,给人们带来了纯粹的FictionJunction的感觉。将当前FictionJunction的音乐称为“PARADE”的原因、每首收录曲所带来的背景,以及对于即将到来的30周年纪念活动的期望等,每一段梶浦由记的话语都进一步加速了即将到来的“Kaji Fes. 2023”的兴奋感。

本文由清水耕司采访并撰写。

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私たちがパレードの中で紡ぐ音楽を聴いてください

――FictionJunctionとしては久しぶりのアルバムですね。

梶浦由記9年ぶりですからね。ほとんど解散していますよね(笑)。FictionJunctionは私のソロユニットなので解散というのはないんですけど。

请听我们在“PARADE”中演奏的音乐。

——这是FictionJunction时隔很久的专辑了。

梶浦由记:是隔了9年啊,我们几乎快算是解散了(笑)。不过FictionJunction是我的独唱组合,所以不存在解散这一说。

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――なので、間が空いたことに特別な理由はないですよね。

梶浦そうですね。単純に、Kalafinaをプロデュースしていたときは年に1枚のアルバムと、毎回それを引っさげてのツアーがあったのでそのために曲を書かなければいけなくて。楽しかったですがそれだけで精一杯だったんです(笑)。逆に、FictionJunctionは自由な活動なので、BGM(劇伴)の仕事をメインでやりながら、余裕があるときに出すくらいでちょうどいいんですよね。

——所以,这么长的间隔有特别的原因吗?

梶浦:是的。简单地说,当我负责Kalafina时,每年都有一张专辑,每次都伴随着巡演,因此必须得写曲子。虽然很有趣,但我已经达到了极限(笑)。相反,FictionJunction是自由的活动,所以在主要从事背景音乐工作的同时,只要有时间就会发布专辑,这样就足够了。

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――1stアルバム『Everlasting Songs』が2009年、2ndアルバム『elemental』が2014年と空いていました。

梶浦むしろ「アルバムなんてもう出せないんじゃないか」「それでもいいかもしれない」と考えていました。今回のアルバムは降って湧いた幸運みたいな感じです。

——第一张专辑《Everlasting Songs》发行于2009年,第二张专辑《elemental》发行于2014年,中间也相隔了很长一段时间。

梶浦:实际上我早已认为“已经无法再发布专辑了”或者“即使不发布专辑也可以”。所以这次的专辑发售就像天上掉馅饼一样幸运。

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――タイアップ曲が溜まったわけでもありません。幸運が実現するに至ったきっかけはあったんですか?

梶浦それはやはり「from the edge」だと思います。あの曲は、梶浦サウンドを歌うLiSAさん、というコンセプトでしたけど、LiSAさんはソロとして(TVアニメ『鬼滅の刃』の)オープニング主題歌も歌われていましたし、エンディング主題歌は別名義で、という話になったんですね。そのとき、私がボーカリストをフィーチャリングしているFictionJunctionという活動のことをお話したら賛同をいただいたんです。それがSACRA MUSICからリリースされ、今回のアルバムに繋がったんだとは思います。だから、「from the edge」はFictionJunctionとして書いたわけではなく、LiSAさんに楽曲提供したときに後付けでFictionJunctionと冠されることになりました。

——也就是说并不是因为积累了很多tie曲才发专辑。有促使这个幸运成为现实的契机吗?

梶浦:我认为主要还是得归功于《from the edge》。那首歌的理念是由LiSA演唱梶浦风歌曲。但是,LiSA作为独唱歌手,已经演唱了《鬼灭之刃》的开场曲,所以用另一个名义演唱结尾曲。当时,我提到了我负责的FictionJunction可以自由组合歌手进行演唱,获得了她的赞成。这首歌由SACRA MUSIC发行,最终促成了这张新专。所以,“from the edge”不是作为FictionJunction的作品写的,而是在我提供歌曲给LiSA时写的,被后来冠以FictionJunction的名义。

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――ガレージで眠っていたFictionJunctionという車に、LiSAさんが乗り込んでエンジンキーを回してもらったような?

梶浦そうですね、本当にそう思います。「まだ動くじゃん♪」みたいな(笑)。オイルを入れてもらって「こんにちは」と言ってもらった感じです。KalafinaをやっていたときはKalafina以外に歌物を書く余裕なんてなかったですけど、Kalafinaから離れたことでできなかったことができるようになったというのも事実ですね。すべてお断りしていた楽曲提供ができたり、FictionJunctionのアルバムを出せたり、「こういう未来もあったんだな」という感覚はありますね。何かが終わった後には必ず未来があるので。Kalafinaの3人だってそれぞれに違ったソロ活動という未来を歩んでいますし。しかも、計らずしも30周年記念として出せることになりました。「計らずしも」というよりも「遅れに遅れて」という説もあるんですけど。昨年のツアータイトルが『Yuki Kajiura LIVE vol.#17 ~PARADE~』だったのはアルバムツアーの予定だったからなので。

——感觉就像是在车库里沉睡的名为FictionJunction的汽车,被LiSA转动了发动机钥匙?

梶浦:是的,我真的这样认为。“还能动!”这样的感觉(笑)。就像被LiSA加了汽油然后问候了一声,“你好!”。当我负责Kalafina的时候,除了Kalafina之外就没有余力写其他的歌曲了,但是离开了Kalafina之后,能够做到以前不能做的事情也是事实。我曾经拒绝过所有的歌曲委托,但现在却能够提供歌曲,发布FictionJunction的专辑,这种“哦,原来未来也可以是这样的啊”的感觉真的很奇妙。在一些事情结束之后,未来总会出现。Kalafina的三个成员也各自走向了不同的solo之路。而且,意料之外竟让这张新专成为了我出道30周年纪念的一部分。说是“意料之外”,其实也是“迟到了”。去年的巡演标题是“Yuki Kajiura LIVE vol.#17 ~PARADE~”,本来就该是新专辑的巡演。

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――「Parade」という曲名、あるいは「PARADE」をアルバムタイトルにした理由を教えてもらえますか?

梶浦Yuki Kajiura LIVEを支えてくれるミュージシャンとはずっと音楽を一緒にやってきましたけど、FictionJunctionは決してバンドではなく、私の個人プロジェクトなんですね。でも、ここまでずっと一緒にやっていると一時的なバックバンドとは明らかに違うし、みんなすごく口を出してくれるし(笑)。私たちのこの状態を何と呼ぶのだろうと考えていたとき、ベースの(高橋“)Jr(”知治)さんが「俺たちって梶浦楽団って感じだよね」と言ったんです。それがすごくしっくり来て。指揮しているのは私かもしれないけど、同じメンバーで一緒に知恵を出し合いながら歩きながら音楽を生み出す、そんなパレードをしている感覚ですよね。「PARADE」という言葉がぴったりだと思いました。だから、「Parade」という曲を書くよりも前にアルバムタイトルを決めてしまいました。実は前のアルバム(『elemental』)も同じようにアルバムタイトル先行だったので、まったく学習していないと言うか(笑)。でも私はやっぱり、お題をもらって曲を書くことが好きで、タイアップしかりBGMしかり、音楽を作るときに原作って1番のインスピレーションを与えてくれるんですよね。原作からイメージを膨らませることってすごく楽しいんですけど、「パレード」という言葉から曲を書くのも同じでした。みんながパレードの中で紡ぐ音楽を聴いてください、そんな気持ちで「Parade」という曲を書きました。

——“PARADE”这个曲名或专辑名的由来可以告诉我们吗?

梶浦:一直以来,我与一直支持着Yuki Kajiura LIVE的乐手们一起创作着音乐,但是FictionJunction不是乐队,而是我的个人项目。我们一直在一起共事,他们明显不只是幕后的乐队,每个人都会提意见(笑)。当我们在考虑应该如何称呼我们这个状态时,贝斯手高桥“Jr”知治先生说:“我觉得我们像是梶浦乐团一样。”这听起来非常贴切。虽然我可能是指挥,但我们都是同样的成员,一起创造音乐,分享想法,就像在游行盛典中一样。所以我想“PARADE”这个词非常贴切。因此,在写“PARADE”这首歌之前,我们已经决定了专辑的标题。实际上,前一个专辑(“elemental”)也是一样,专辑标题先行,完全没有长进(笑)。但我喜欢拿到一个主题然后写歌,无论是tie曲还是BGM,原作都是我最大的灵感来源。从原作中发散想象是非常有趣的,所以从“PARADE”这个词写出这首“PARADE”也是同样的。“请听大家在游行中编织的音乐”,我写这首名为“PARADE”的歌曲时的想法便是如此。

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――具体的な制作としては、まず「Parade」の作曲から始めたんですか?

梶浦書き下ろした新曲の中で最初に書いたのは、ritoさんとLINO LEIAさんに書いた2曲ですね。お二人とは2022年の『FictionJunctionプロジェクト 参加ヴォーカリストオーディション』からお付き合いが始まりましたけど、アルバム以外にライブにも出ていただきたいし、でも初めてライブで歌う曲がカバーはないだろう、ということで曲を作らせていただきました。「Parade」を作ったのはそのあとで、最後にできた曲が冒頭の2曲ですね。

——具体的制作过程中,首先是从创作《PARADE》开始的吗?

梶浦:我创作的新歌中,最先写的是rito和LINO LEIA的两首歌。我们是从2022年的《FictionJunction歌手选拔试音》开始合作的,因为想请她们也能一起参加演唱会,但第一次演唱的歌曲总不能是翻唱对吧,于是我就创作了这些歌曲。接下来才创作了《PARADE》,开头的两首歌是最后创作的。

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――タイアップ曲がほとんどだった前作までと違い、今回はノンタイアップ曲や書き下ろし曲がメインとなっているので、できればのちほど全曲紹介をお願いしたいと思うのですが……。

梶浦ぜひぜひ。

——与前作专辑大部分都是tie曲不同,这次主要是非tie曲和新原创歌曲,所以希望之后您能介绍全部歌曲……

梶浦:当然,荣幸至极。

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――また、今回も「櫂」や「Beginning」といった曲があたりますが、様々な梶浦さんのお仕事を拝見していると、過去の曲から掘り起こされることも多いように感じます。

梶浦それはプロデューサーである森(康哲)さんが、「これはいい曲だからいつか」というのを考えてくださっているからでしょうね。私は昔の曲を聴きかえすことはほぼほぼないです。作ったらそのまま置いておくタイプですね。

——另外,本次作品中也有《櫂》和《Beginning》等歌曲,我了解了一下梶浦老师的作品,感觉过去的歌曲也经常被挖掘出来。

梶浦:这可能是因为制作人森康哲先生认为“这是一首好歌,所以迟早会用到”的缘故吧。我几乎不会重新听以前写的歌曲。我是那种一旦创作完就扔在一边放着的人。

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――クリエイターはそちらが多いですよね。新しく、いいものを作りたい欲求があると思います。

梶浦そうですよね。だから、ありがたいことに古い曲を引っ張り出してくれるのは基本的に森さんです。森さんが仰るには、私の根っこは変わっていないんだけど、その時期にしか書けないものがあるということらしくて。でもそれはその通りで、「櫂」も「Beginning」も今ではもう書けないですね。

――创作者大多是这样的吧。我觉得创作者都会有制作出新的、好的作品的欲望。

梶浦:是的。所以很感激的是,能够挖出我写过的旧曲的基本是制作人森先生。据森先生说,我的本质一直没有改变,但一些曲子只能在特定时期才能创作得出。确实如此,“櫂”和“Beginning”我现在是写不出来了。

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――何が一番違いますか?

梶浦音数が少ない(笑)。「これでは聴く人が飽きてしまうので見せ場を作って盛り上げよう」といった思いやりが昔の曲にはないんですよ。今の若い人はこのテンポ感に付き合ってくれないだろう、とか。「櫂」はメロディも歌詞も当時のままですけど、唯一、途中に英語コーラスだけを入れたのは、これで終わっていいのだろうかと思ったからです。自分がやりたいことをやって、「はい、おしまい」とバッサリ終わるような曲だったんです。でも、アマチュアというのはそういうものですからね。ただ、35年前の曲と最近書いた「ことのほかやわらかい」が並ぶと、全然変わっていないことがわかりますね。音楽を通してやりたいことの本質、みたいなところで。

――最大的区别是什么?

梶浦:那时候节拍数太少了(笑)。以前没有 “这样会让听众觉得乏味,要创造高潮才能让歌曲更精彩”的想法。现在的年轻人可能无法耐心听完这种慢节奏,所以我觉得不能就直接拿出来用。最后,“櫂”保留了旋律和歌词,唯一只是在中间加入了英文和声。这是一首当初自己把想要加入的内容写完后,就直接完结掉的曲子,那时候还很业余,就只能做到这样。但是,相比35年前的曲子,最近写的“超级软”也基本上没有变化,可以看出我在音乐中想要表达的核心,或者说最基本的东西是一致的。

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――梶浦さんが、音楽を通してやりたいことの本質とは?

梶浦いや、言葉で言うと恥ずかしいので絶対に言いません。そもそも言葉で言えるくらいなら音楽にしようなんて思わないです(笑)。

――那么梶浦老师通过音乐想要表达的核心是什么呢?

梶浦:嗯,太羞耻了,绝对没法说出口。其实如果能用言语说出来的话就不会用音乐来表现了(笑)。

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<梶浦由記による『PARADE』全曲紹介>

01. Prologue

アルバムの色々なメロディーを散りばめてみた導入曲です。

由梶浦由记制作的《PARADE》全曲介绍:

01. 序曲

这首引子曲混合了专辑中各曲的旋律。

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02. ことのほかやわらかい

気になる言葉を見つけたときに書き留めておくファイルがあるんですが、「ことのほかやわらかい」は何かの広告で出会った言葉だったと思います。「やだ、なんて素敵な言葉!」ってキュンキュンしてすぐ書き留めました(笑)。その言葉をタイトルにして生まれた曲です。あとは、最後にこの曲を作る前、アルバム全体を見渡したら思ったよりもFictionJunctionのど真ん中を攻めていないと感じたんですね。それほど外してはいないけれども少し脇を掘っているような。なので、最後にど真ん中を掘ろうと思い、「Prologue」と「ことのほかやわらかい」をワンセットとして作ったんです。「Prologue」は「ことのほかやわらかい」の長いイントロみたいな感覚ですね。「Parade」で終わって1曲目に戻ったらまだパレードが続いているような、そういう流れを意識しています。曲調はタイトルを少し裏切ったつもりだったんですが、曲順とタイトルだけを発表したとき、気になってエゴサをしたら、梶浦さんのことだから「ことのほかやわらかい」なんてタイトルだけどあまりやわらかくない曲が来るはず、と予想している方が多くて、「わかりやすくてすみません」と反省しました(笑)。

02.超级柔软

当我发现一句有趣的话语时,会记录在备忘录里。“超级柔软”这个词是在某个广告中听到的。当时我感叹,“哇,这句话太美了!”于是马上记录了下来(笑)。由此启发出这首曲子的名字。我在最后写这首歌之前,回顾了整个专辑,发现FictionJunction并没有像我原本想象的那样处于核心中心位置。虽然没有偏离太远,但是有点靠边站。所以我决定让这首曲子集中在核心中心位置,将“序曲”和“超级柔软”作为一套来编排。这样的编排感觉“序曲”就像是“突然柔软”的长前奏。在“Parade”结束并回到第一首曲子时,感觉就好像这个游行还在继续一样,这样的流程是我想要达成的。我本来想让曲风有点出人意料,和名字所描述的有些不同,但是当一开始只发布了曲名和曲序时,搜了一下发现很多人在猜测,他们觉得既然是梶浦写的,那么即便歌名是“超级柔软”,曲子也不可能会柔软。在这一点上,轻轻松松就被大家看透了还真是不好意思,我有好好反省(笑)。

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03. 夜光塗料 feat. ASCA

ASCAさんとお付き合いさせていただいて、彼女の声はバンドと相性がいいなあと思っていました。バンドの紅一点みたいなポジションですよね。ハスキーだけどキラキラしている声がすごく素敵なので、ゆったり系の大人可愛いオルタナティブバンドみたいな曲が絶対合うと思っていたところに、チャンスをいただいたのでそういう曲を目指しました。なので、完全にASCAさんの声合わせで書いてみた曲ですね。楽しかったです。

03.夜光涂料 feat. ASCA

我很高兴能和ASCA合作。我觉得她的声音与乐队很搭。她就像是乐队中唯一的女性成员一样。她的沙哑而闪闪发光的声音很棒,所以我想写一些既成熟又可爱的另类摇滚乐,且觉得能够和她的声音融为一体。所以这首曲子应该完全是按照ASCA的嗓音来创作的,真的很开心。

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04. Beginning

「櫂」は私も「いつか出せたら」と思っていましたけど、「Beginning」は少し記憶の遠くのほうにありました(笑)。でも、『Yuki Kajiura LIVE vol.#16 ~Sing a Song Tour~』のとき、「この曲を4人でやってみたら?」と森さんから提案され、聴いてみたらたしかに「なるほど」と思えたんです。FictionJunctionでは意識して歌い手さんにソロパートを作るようなことはあまりしないのですが、この曲に関してはミュージカルの自己紹介のように1人ずつ現れては曲を歌い、最後は全員で……、という絵が合う曲だと感じました。なので、原曲にはなかった最後の「La La La…」を付け加えて盛り上げるなど、ライブをかなり意識しながらリアレンジしました。実際、一人ひとりが順番に歌うというのをライブのオープニングでやってみたらすごく良かったんですよね。そのライブ感も含めて今回アルバムに収録したいと思っていました。

04.Beginning

我一直想着把“櫂”这首歌发出来,相比之下“Beginning”反倒有点不记得了(笑)。不过,在“Yuki Kajiura LIVE vol.#16 Sing a Song Tour”时,森先生对我说,“四人一起演唱这首曲子如何?”当我听了之后,确实觉得这个主意不错。虽然在FictionJunction中,我并不怎么想给歌手们安排独唱,但对于这首曲子,我觉得把歌手们单独走出来,每人分别唱一段,最后一起唱,就像是音乐剧中的自我介绍一样,画面一定很美。所以在重新编排现场时,我增加了原曲中没有的“La La La...”等结尾,以便增添一些活力。在现场时,我们也按照开场时每个人轮流唱一段的顺序演唱,效果非常好。因此,我想把这种现场感保留下来,所以将这首曲子收录在了专辑中。

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05. もう君のことを見たくない feat. rito

この曲は、タイトルと、こんな感じかなという歌詞と、歌い出しのメロディだけ、少し前に作ってあったんです。だけどそのとき、このメロディは「男性」だと感じていて。もう少しテンポが速く、男子がアコギ1本で歌うようなイメージだったんです。だから、もしも男性に歌ってもらう機会があれば、と思いながらそのままにしておいたんです。ところが、ritoさんの声を聴かせていただいたら、ちょっと芯がありつつも寂しさも明るさも含んでいて、しかも、可愛くて女性的ではあるけれども中性的な香りもしました。それは若さかもしれないんですけど、どこかしら初々しさみたいなものを感じたんです。それに、彼女の声を初めて聴いてもらうとしたらバラードがいいと思いました。それでこの曲を思い出し、頭の中でシミュレーションしたら感触が良かったので、歌ってもらうことにしました。歌詞も少しリアルにしています。今のFictionJunctionの中にそこに彼女の初々しい声が入るのが、またすごくフレッシュで良かったですね。

05.不想再见你 feat. rito

这首曲子,我之前只写了标题、大概感觉的歌词和开头的旋律。当时,我认为这个旋律适合男性演唱。歌曲的速度应该稍快一些,男孩子在弹着一把木吉他唱歌的样子就是此曲的形象。因此,我一直希望有机会让男性演唱,并暂时搁置了这首曲子。然而,当听到rito的声音时,我发现她的声音带有一些内涵,既富有韧性,又包含了一些寂寞和明朗的感觉。并且,即使是女性的声音,也带有中性的味道。可能这是因为她还很年轻,而那种纯真的感觉正好符合我的要求。此外,如果让别人第一次听rito的声音,一个慢板情歌应该是不错的选择。因此,当我想起这首曲子时,我在脑海里进行了一番模拟和假想,感觉很好,所以我决定让rito演唱此曲。同时,我也将歌词做了一些修改,使之更加真实。在现在的FictionJunction中,rito第一次带着她的天真之音融入了进来,感觉非常新颖,很不错。

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06. 櫂 feat. Aimer

なにぶん昔に作った曲なのでシンプルすぎて。歌の音数は多すぎても難しいですが、少なすぎてもやはり難しい。ポップスより歌曲(リート)寄りな曲作りですね。声の響きが頼りな曲なので憂いは必要だけれども、効かせすぎるとベタになる、歌い手さんをすごく選ぶ曲なので寝かせていました。それが今回、アルバムにAimerさんに参加していただけることが決まったとき、(プロデューサーの)森さんと「もしかして……いや絶対いい!」という話になりお願いしました。こういうテンポ感の曲はどうしたって呼吸が大事ですので、レコーディングはピアノと同録で行いました。チェロだけはあとで合わせましたけど。Aimerさんと出会うために眠っていた曲だったのかと思うくらい、素晴らしい歌をいただきました。テンポ決めや練習も含めて4回くらい歌っていただき、スタッフも含めみんなで「Aimerさん、素敵です……」と言うだけで終わったレコーディングでした。

06.櫂 feat. Aimer

这是一个很久以前创作的歌,所以非常简单。歌曲的音数太多会很难,而太少也同样困难。它更像是一首叙事曲而不是流行歌曲。由于对歌声的要求是飘忽的感觉,所以需要一些忧愁的情感。但如果表现过度,又会显得很刻意,这是一首非常挑歌手的曲子,所以我一直将它搁置。然而当我和制片人森先生商量,在专辑中邀请Aimer小姐时,我们很快就决定了请她唱这首。这种节奏感的歌曲需要呼吸协调,所以我们选择了和钢琴同时录制。只有大提琴要是后加的。我认为这首曲子是一直沉睡着,只有与Aimer小姐相遇,才能赋予它美妙的歌声。我们请她唱了大约四次,包括节奏控制和演唱练习。每次听完我们都只能称赞Aimer小姐了不起,随后很顺利就结束录制,完全挑不出毛病。

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07. 蒼穹のファンファーレ feat. 藍井エイル& ASCA & ReoNa

本当に光栄なことに、『ソードアード・オンライン』の10周年記念ソングを書かせていただけることになり、しかもボーカルメンバーが豪華すぎて、「どういうこと?」と(笑)。こういった機会がなければ勢揃いしていただくのは難しい方々ですよね。「記念」の曲ですからまず初心に帰るために小説からじっくり読み直し、あらためて心揺さぶられつつ曲と歌詞を書きました。メロディ的には、BGMの中でも一番視聴者の記憶に染みついているだろう「swordland」を取り入れたい、というところが出発地点だったのと、ボーカルが3名いらっしゃるということで、声質や音域にすべてぴったり合わせた曲を書く、という策略が若干難しい所はありました。なので普段歌われないようなことをお願いした部分もあったかと思うのですが、有難いことに皆さん楽しそうに歌って下さり、また皆さんの声質が全然違うので3人重なったときの広がりがすごくて、レコーディングもとても楽しかったです。

07.蒼穹のファンファーレ feat. 藍井エイル& ASCA & ReoNa

非常荣幸能够创作 “刀剑神域” 十周年纪念歌曲,尤其是有了如此豪华的演唱成员,让我感到有些不知所措(哈哈)。要是没有这样的机会,恐怕很难让各位聚在一起。这是一首纪念歌曲,为了回归初心,所以我开始重新阅读小说,结果重新受到了震撼,与此同时我也写好了音乐和歌词。旋律上,我想加入BGM中最让观众记忆深刻的“swordland”,而且考虑到有3位演唱者声音和音域不同,写出适合他们所有人的曲子不容易。因此,我也请求了她们尝试一些平时不唱的内容,但幸运的是,她们同意了我的请求并很愉快地进行了演唱。由于三个人的声音非常不同,所以他们合唱时的声音非常美妙,音域也拓展得很宽,录音的过程也非常愉快。

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08. 八月のオルガン feat. LINO LEIA

LINO LEIAさんは上(の音域)も下もすごく豊かな声を持っていらっしゃるんですけれど、FJとして歌う1曲目としてまず、彼女の高音が響く曲を作りたいと思いました。高音の張り詰めた感じが「大変な曲だね!」と、梶浦サウンドに慣れたバンドメンバーにさえ言われましたけど。「厳しい!」って(笑)。でも、彼女の高音が美味しいところで高らかに歌っていただき、その下にレギュラーメンバーが濃〜いコーラスをどしっと入れるというコンセプトでやりたかったんですよね。そんなことを考えながら作っていたら転調もたっぷりな長い曲に仕上がったんですが、思惑通り美しく歌っていただけて本当に心地よかったです。

08.八月的风琴 feat. LINO LEIA

LINO LEIA拥有非常丰富的高音和低音音域,作为加入FJ的第一首曲,我希望制作一首凸显她高音的歌曲。她的高音在演唱这首歌时会绷紧,所以即使是与梶浦音乐磨合过的乐队成员也说“这首歌真难!”,大家还说我对她太严格了(笑)。但她高亢美妙的歌声和FJ固定成员层次丰富的和声搭配在一起非常符合我所设想的概念。在考虑这些问题的同时,我完成了这首塞满转调的长曲,最后LINO LEIA的高音唱得非常美妙,如愿以偿。我真的很高兴。

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09. それは小さな光のような feat. KEIKO

元々さユりさんに楽曲提供で書かせていただいた曲でした。歌ってくださったさユりさん、そして江口亮さんの編曲が超絶カッコ良く、絶対に自分には作れないようなサウンドでしたので、かえってこれはFictionJunction ver.を作ってみても面白いなと思いセルフカバーさせていただきました。昨年のツアーでも演奏していたのですが、KEIKOさんの情感溢れる声に毎回聞き惚れていました。今回収録出来て嬉しいです。

09.小小光芒 feat. KEIKO

这首歌本来是给Sayuri提供音乐时创作的,她的歌声以及江口亮的编曲简直太酷了,我绝对写不出这种编曲。反过来我想自己尝试制作FJ的版本,应该也会很有趣,于是就进行了自家翻唱。我们去年的巡回演出也演唱了这首歌曲,我每次都会被KEIKO的情感充沛的歌声深深吸引。这次可以录音加入专辑真的很开心。

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10. from the edge feat. LiSA

この曲以前にもLiSAさんのことは当然存じ上げていましたし、作品を通しての共演はあったんですが、LiSAさんは確固たる世界をお持ちですし、私の音楽は多分そこには合わない感覚があったので、一つの音楽を一緒に作り上げるようなお仕事をすることはないだろうと思っていました。でも、作品からのご縁で思いがけないチャンスとチャレンジの機会をいただけて嬉しかったです。曲を書いていたときのことはよく覚えていますね。どんな歌をうたっていただこうかとワクワクしていたところで、当時大流行していたQUEENの映画を見に行ったんです。フレディ・マーキュリーが自分の歌のグルーヴでバンドのリズムごと引っ張っていくようなシーンに惚れ惚れして、声に、強いパワーとパンチとグルーヴがなければできないことだな……あ、それってLiSAさんだ!と思ったんです。LiSAさんの歌でリズムを引っ張ってもらい、グルーヴと疾走感を作る、そんなイメージで書きました。

10.From the Edge feat. LiSA

以前我就得知了 LiSA 的大名,也曾参加过同作品的音乐。LiSA 拥有稳定的音乐世界,而我的音乐恐怕不适合那个领域。所以我一直认为没机会和她一起合作。但是,我们通过动画作品产生了缘分,并得到了这个意外的机会和挑战。我还清楚地记得歌曲创作的那段时间。当我想着能请她唱什么样的歌曲时,去看了当时大热的电影“QUEEN”,感受到弗雷迪·默丘里把自己的歌曲的高昂感和乐队的节奏展现给了每个人,我深深迷恋着这种场景。我感叹,对于声音而言,强烈的力量和冲击以及高昂感是不可或缺的,噢,LiSA 就是这样!我想象着 LiSA 用歌曲拉起节奏、迸发高昂感和奔驰感,并写成了本曲。

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11. moonlight melody

『プリンセス・プリンシパル』の劇中歌で、いただいたご注文は「みんなが酒場で歌うような、作品世界の誰もが知っている名曲」だったので「ハードル高!」と思いながら作った曲でした(笑)。作品からの発注がないとなかなか書かないタイプの曲ですよね。たとえアルバムで好き勝手に書いてもいいと言われても、このミュージカル風味の方向には簡単には行かないと思います。でも、そんな曲が入ることで逆にFictionJunctionらしくなる、アルバムの幅も広がるし、その意外性がいいと思って入れました。これも作品との出会いのお陰ですね。ライブで歌姫たちがニコニコと歌ってくれる感じが、いつ演奏してもとても心地よい曲です。

11.月光下的旋律

这是《公主代理人》的插曲,因为设定是“作品世界中众所周知的名曲,有名到人人都能在酒吧里唱”,所以我一边想着“好难啊!”一边创作这首歌(笑)。这种曲目如果没有提到与作品相关的要求,就很难写出来。即使被告知在专辑里随便写也行,但我认为走这种音乐剧风格的方向并不容易。但是,因为加入了这样的曲子,我们反而变得更加像FictionJunction,同时也扩大了专辑的选曲范围,这种意外性很好,所以我们加入了这首歌。这首歌也是在与动画作品相遇的过程中得到的宝物。当歌手们在现场笑着唱起这首歌的时候,无论何时演奏都会感觉非常舒适。

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12. 世界の果て feat. 結城アイラ

昔から気に入っていた曲で、結城アイラさんにYuki Kajiura LIVEに出ていただいたとき、ライブでカバーしていただく予定もあったんです。でも、時間がないなどのセットリストにおける色々な事情でそれが叶わなかったんです。結城アイラさんの明るくてピュアな声に合う曲だと思っていたので、「いつか」と思っていました。だから、ついに歌っていただくことができました、という気持ちでしたね。

12.世界的尽头 feat. ASUKA

这是我曾非常喜欢的一首歌,曾经请ASUKA参加Yuki Kajiura演唱会时,也有计划让他在演唱会上翻唱这首歌。但由于时间不够等各种原因,这个计划没有实现。因为我认为这首歌非常适合ASUKA明亮而纯净的声音,所以我一直在想“总有一天”找个机会。我很高兴她终于唱了这首歌。

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13. Parade

タイトル先行で書き始めた曲だったのですが、今、自分たちの音楽がパレードのようだと思っているときに、「Parade」という曲を書くわけですから、書いてみたらまあ……思っていた以上に今の自分の立ち位置とか、こうありたいとか、改めてふと今の自分の足元を見つめて思うこと……のようなものが、入り込んだ歌詞になったなあという実感があります。生きていればそれは楽しいことばかりではないし、もう歩きたくないと思うこともあるし、パレードに加わってくれる人も離れていく人もいる。でも、コロナ禍があったので余計そうなのかもしれないんですけど、ここ数年、身に染みて「朗らかでいたい」と想うことがすごく増えました。私も根が明るいほうではないのでいつもは無理ですけど、そうありたいな、と。「朗らか」という言葉はすごくいいと思うんですね。無理して笑うわけではないけれども決してうつむかず、ふわっと朗らか。私もバンドメンバーたちもいい年なので、若い人たちと一緒に音楽をやることがありますけど、若い人たちは若い人たちの音楽を作っているから教えるようなことなんてないし。ただ、上の世代である私たちが朗らかに音楽をやっていることが伝われば、それが一番の勇気になる気はしました。アルバムの最後に、「まあ、なんだ、お互い色々大変だけどちょっとの間一緒に行かない?」のような曲が入るのはいいかなって。こういった曲はテンポ感が難しいですが、速くしたり遅くしたり、迷った末にこのテンポで。貴方には貴方の人生のテンポがあると思うけれど、この曲を聞いてる間、短い間だけれどちょっと歩みを緩めて一緒に一緒に行こうよ、そんなテンポです。

13.PARADE

这首曲子是先定好专辑标题才完成的曲子,当我认为我们的音乐是像游行一样的时候,我就写出了这首叫“parade”的曲子……仔细想想,我觉得自己的立场和想要保持的身份都比预想中更加深入地融入到了歌词中。生命中未必总是充满欢乐,有时甚至想放弃前行,也会有加入游行和离开游行的人。但是,也许是因为经历了新冠疫情,过去几年里,“希望保持明朗”的想法在我心中变得越来越清晰。我本来不是个很开朗的人,所以通常是不可能的,但是我想成为这样,像歌词里“明朗”这个词一样,我非常喜欢这个词。并不是勉强去笑,而是不低头,轻松愉快。我和乐队成员都是些年长的人,尽管我们会和年轻人一起制作音乐,但年轻人有年轻人的方式,我们并不会告诉他们我们的经验;只要我们这一代人能够明朗愉快地做音乐,那就能给予他们最大的勇气。这张专辑的最后,我曾犹豫过要不要加入这首歌,这首歌的主题是“无论如何,我们都不容易,一起前行一会儿,怎么样?”这样的歌曲或许很难把握节奏,时快时慢,我纠结很久,最后调成了这个节奏。我认为每个人都有自己的节奏,但在聆听这首歌曲的时候,即使只是短暂的时间,我们可以放慢步伐,一起前行。

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――ありがとうございました。初回生産限定盤につくBlu-rayには、「Parade」のMVと共に、先ほどお話に挙がった「Yuki Kajiura LIVE vol.#16~Sing a Song Tour~」が収録されます。

梶浦そうなんです。贅沢でしょう?本当に贅沢だと思いますよ。ファンクラブの方からもライブを映像作品としてリリース欲しいというリクエストが多かったので、その意味でもすごく嬉しいですね。

――感谢您,初回生产限定版的蓝光碟中,除了“Parade”的MV,还收录了之前提到过的“Yuki Kajiura LIVE vol.#16~Sing a Song Tour~”。

梶浦:是的,是不是很豪横?我觉得这真的是太豪横了。因为来自粉丝俱乐部的请求很多,希望将演唱会作为影像碟发布,所以从这个意义上来说,真的很令人高兴。

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――それこそ、『elemental』を冠したツアーの『Yuki Kajiura LIVE vol.#11』以来のリリースになります。

梶浦何より、ライブは私たちの「パレード」そのものなので。「これがパレードです」という答え合わせとして見ていただけるということは、このアルバムのおまけとしてすごくふさわしいと思います。

――这是从“elemental”巡回演出时发布的“Yuki Kajiura LIVE vol.#11”蓝光碟以来首次制成的影像碟吧。

梶浦:最重要的是,演唱会就像我们的“parade”一样。通过观看Live影像就能找到“parade”的答案,我觉得作为此专辑的额外内容收录非常合适。

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――あらためてアルバム全体の話に戻りますが、とてもやわらかな印象を受けるアルバムだと感じました。

梶浦根本的な問題として、タイアップ曲が少ないので全体的にテンポの速い曲があまりないですよね。それに、最近はテンポの速い曲を多く書いていたので、テンポ疲れしたところはあるかもしれません(笑)。でも、FJなのでテンポの速い曲を無理して入れる必要もないし。むしろやわらかいといいますか、テンポがゆったりとしたアルバムを皆さんがどう聴いてくださるのか、そこは楽しみですね。1曲でも2曲でも「あ、これ好きだな」と思ってもらえたら、もう最高です。

――再回到整张专辑,我感觉这张专辑的印象非常柔和。

梶浦:根本问题是,由于tie曲很少,所以整个专辑中的快节奏歌曲不是很多。另外,最近写了很多快节奏歌曲,所以有点疲劳了(笑)。但是,由于是 FJ,所以不需要强行加入快节奏歌曲。相反,我很期待大家听听节奏缓慢的专辑,并看看大家会有怎样的反应。如果能喜欢上一首或两首歌曲,那真是太好了。

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――曲のテンポがゆっくりならば当然かもしれませんが、歌詞もやわらかめだと感じました。

梶浦それはそうかもしれないですね。私が書いた歌詞は数としては圧倒的にKalafinaが多いんですけど、Kalafinaはスタイルを統一しようとしていたところがあって、曲に合わせて歌詞も攻撃的というか、少し強い言葉を敢えて使っていたものも多かったです。だから、聴く人の心に何か投げかけるような、投げる石の粒が少し大き目な、といったところは意識していました。でも、FictionJunctionに関しては無理に大きな石を投げる必要はないので、そういう言葉選びになっているかもしれないですね。あとは、今の時代のほうが案外、何年か前よりも言葉が痛い時代ではないかもしれません。

――歌的节奏慢可能是刻意控制的,但是我也感觉歌词有点柔和。

梶浦:确实有可能是这样的,虽然我写过的歌词以 Kalafina 最多,但我会尽量让 Kalafina的歌词遵循统一的风格,配合某些曲子会写一些攻击性的词,会故意使用强烈的措辞,这是比较常见的。因此,我有意识地试图让kalafina的歌词带有一种往听众心里扔大石头的感觉。但对于 FictionJunction 来说,并不需要强行投掷大石子,所以歌词选择可能会有所不同。此外,现在的时代可能并不像几年前那么流行使用尖锐的言辞了。

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――個人的には、「八月のオルガン」はとても澄み切ったタイトルで印象に残りました。

梶浦あの曲はメロディを先行して作ったとき、ふと思いついた言葉で仮歌を自分で録ったんですけど、歌ってみたらすごくメロディと相性の良い言葉でしたし、絵的に綺麗だと思ったんですね。8月の空にオルガンの音が昇っていく感覚と、LINO LEIAさんに歌っていただく曲の全体的なイメージがマッチすると思ったので、8月の空に昇るオルガンの音というところだけを残し、歌詞を考えていきました。だからストーリーというよりは、その絵のために歌詞を書いた感覚ですね。

――个人而言,我认为“八月的风琴”这个标题非常清澈,给我留下了深刻的印象。

梶浦:我是先写旋律的,那时我就把一些想到的词作为临时歌词录下来自行试唱,结果发现它们与旋律非常配对,而且画面很美。其中,八月天空中悠扬的风琴声和 LINO LEIA 唱的整首歌曲的形象非常匹配,所以只保留了“八月天空中升起的风琴声”这部分印象,然后开始考虑歌词。所以,与其说是一个故事,不如说是为了那个画面而写的歌词。

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――最初に出ましたが、今回のアルバムは期せずしてFictionJunction 30周年記念作品にもなります。梶浦さんとしては「30周年」で意識される部分はありますか?

梶浦正直、本当に何もないです(笑)。

――最开始提到过,这张专辑意外地成为 FictionJunction 30周年纪念作品。梶浦老师有刻意让一些部分往30周年的主题上靠吗?

梶浦:说实话,我真没有想这么多(笑)。

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――ですよね(笑)。

梶浦先ほどもお話しましたけど、昔を振り返ることがないので。昔の曲を聴かないし、忘れるし。まぁ、いつか仕事を辞めて、縁側で猫と暮らし始めたら感慨深い感じになるのかもしれないですけど、今は明日のことで手一杯ですからとてもとても。なので、30周年に対しても思うところはないんです。でも例えば、『鬼滅の刃』のおかげで賞をいただいたとき、自分では分不相応だと感じたり、作品に恵まれたからであって私が喜ぶのは違うだろうと正直思ったりしていても、ファンの方がすごく喜んで下さっていて……。そこに「いやいや」と自分から否定することはとても失礼だとものすごく反省したんです。みんなが聞いてくれたから今の自分がある訳で、「ファンだ」と言ってくださる方にちゃんと、「俺たちが支えたから」って思ってもらいたいじゃないですか? 実際ファンクラブを立ち上げて、ファンの方に支えてもらっている感覚は強いので、そういったお祝いごとはちゃんと「みんなのお陰だよありがとうイェイッ!」と喜ぶべきだろうと思いました。だから今年は、ファンの皆さんに会いに行き、今までやらなかったサイン会もやって、ファンクラブで歌姫たちとトークして……、といったことをできるだけたくさんやろうと思っています。結局、何で返せるかといったら音楽で返すしかないんですけど、でもそこからもう少しだけ踏み込んで、一人ひとりの方に「ありがとう」の気持ちを伝える機会をなるべく増やしたい。「30周年おめでとう!」の言葉をちゃんと精一杯喜んで受け止めて「30年聞いてくれてありがとう!」と一つひとつ打ち返せる年にしたいなと思っています。

――也是呢(笑)。

梶浦:之前已经说过了,因为我不回顾过去。我不听旧曲,也会忘记。虽然也许有一天我会辞职,在家里的小院走廊边上和猫一起生活,会有感慨万分的感觉,但现在我光是应付明天的事情就已经很忙了。所以,对于30周年我没有什么想法。但是例如,托了《鬼灭之刃》的福我拿了一些奖项,我感觉到我自己不配,那是因为沾了动画作品的光,所以我如果沾沾自喜是不应该的。我真的会这么想,但是,粉丝们非常为我高兴……。我有反省我否认自己的想法,对于粉丝来说是非常失礼的。因为现在的我能够存在,是因为大家听过我的音乐,我确实也想让粉丝们能够在表明梶浦粉身份的同时,心中有一种“是我们一直在支持她”的成就感。所以实际上,我成立了粉丝俱乐部,感觉到了粉丝们的热烈支持,对于这种值得庆祝的事情,我觉得确实也应该理直气壮地感到高兴,然后告诉大家“多亏了你们支持我,谢谢大家yeah yeah!”。因此今年,我们要去见粉丝们,举办签名演唱会,和歌姬们在粉丝俱乐部交谈……,我们要尽可能做更多这样的事情。最终,我只能用音乐回报大家,但我想更进一步,尽量增多对每个人表达感激之情的机会。今年,我会用尽全力去接纳每一份30周年祝福, 然后一个一个地回复大家“谢谢你听了30年!”。

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――その一つとして、『Kaji Fes.2023』が日本武道館にて12月8日(金)、9日(土)の二日間で開催されます。

梶浦正直言いますと武道館は私にとってキャパが大きすぎる箱なんですよ。でも、「30周年だから頑張って武道館でライブ」というのもなんかいいじゃないですか?40周年のときはもっと落ち着いた感じになるでしょうし、「わぁ、武道館ライブだ♪」ってできるのもこれが最初で最後のチャンスなので。思いっきりはしゃごうと思っています。

――作为其中一个活动,“Kaji Fes.2023”将于12月8日(周五)、9日(周六)在日本武道馆举行。

梶浦:坦率地说,武道馆的规格对我来说太大了。但是,“毕竟是30周年,努力去武道馆举办演唱会”也是令人振奋的,不是吗?40周年的时候估计会更加平淡一些,所以“哇,去武道馆办演唱会♪”这样的体验,这次是第一次也是最后一次,我想要尽情地玩耍。

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――武道館は梶浦さんにとってどのようなイメージの存在ですか?

梶浦正直、昔はめちゃめちゃ音がひどかったんですよ。比喩ではなく、本当にスネアの音が2発聴こえましたから。音楽を楽しむどころではなかったです。色々な音響技術が進歩し、今では本当にいいホールになりましたけど。ただ、そうは言っても、トップスターにだけ許された場所、ではありましたよね。今より大きなホールも少なかったですし。だから私もバンドメンバーも、「ついに武道館」という世代ではあるんです。私たちの世代ならではの、武道館の大切さみたいなものも感じているので、そこは素直に大喜びをして、二日間に分けて楽しいライブをやりたいと思っています。

――对于梶浦老师来说,武道馆是什么样的印象?

梶浦:说实话,以前音响非常糟糕。这不是打比喻啊,真的能同时听到两次鼓点回声,所以说根本不是享受音乐的地方。不过现在各种音效技术已经进步了很多,已经成为一个非常好的音乐厅。我虽然这么吐槽,这里一般也只是给顶级明星演唱的地方。过去我们也几乎没开过这么大的场馆。所以我和乐队成员都是“终于熬到了武道馆”的一代。也只有我们的这一代人能体会到上武道馆的不容易和重要性,所以我们真的很高兴,计划分成两天来举办有趣的演唱会。

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――10年ぶり2度目となる『Kaji Fes.』の開催ですから。

梶浦でも、10年前と根本的な感覚は変わらないですね。今回も「2日で1本」なんですよ。バンドメンバーへの負担を考えて日程を分けただけで。1曲もかぶらないライブにします。

――这样说,是因为这是时隔10年的第二次“Kaji Fes.”吗?

梶浦:其实,和10年前相比感觉是一样的。这次也是“一场”,不过分成了两天,只是考虑到乐队成员的身体负担,将日程分开了而已。我们两天演奏的曲目不会有丝毫重复。

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――では、両日参加してもらわないと真価が楽しめませんね。

梶浦だからファンクラブの方にも「一生に1回のことなので来てね」とは言っています。普段は「来たい人だけが来ればいいよ」というスタンスなんですけど、せっかくの武道館なのでね(笑)。とは言っても「同じ曲をやらない」というだけの独立したライブなので、1日だけでも無論普通に楽しんでいただけますよ。むしろあまりマニアックな選曲をしない「梶浦曲ベスト」がコンセプトのライブなので、はじめましての方にはよりお勧めかもしれません。是非お越しくださいね!

――那么,只有参加两天才能完整地体验吗?

梶浦:所以我甚至向粉丝俱乐部的人说:“这是一生中的一次机会,请一定来参加。”平常的态度是“只有想来的人来就行了”,但这次是武道馆,所以(笑)。即便如此,因为这次两场live只是曲目上不重复的独立live,所以即使只来一天也可以好好享受,不必担心。而且这次演唱会的概念是“梶浦曲的精选”,不会有太过硬核的曲目,所以对于第一次的听众来说可能更加推荐。请务必前来参加!

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(完)

初翻by chatgpt 校对by zhyno

敬请期待 第二期 访谈

敬请支持实体新专《PARADE》

https://www.bilibili.com/read/cv21849058

Kaji Fes. 自助购票 与 赴日出行指南(第二版)

https://www.bilibili.com/read/cv23165729

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